トレール注文
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逆指値の応用“トレール注文”

現在のところ、ごく一部の取引業者しか行っていませんが、指値逆注文を応用した注文方法“トレール注文”という注文方法があります。

その方法は一言でいうと、逆指値注文における指定する価格を自動変更させる注文方法です。


通常の逆指値注文では、指定した価格が固定の為、値上がりしても、指定した価格になるまで反対売買は行われません。
ですから、より効果的に利益を生み出すには、値上がりに合わせて逆指値注文を何度も繰り返すことになります。

そこで、トレール注文です。
この注文方法は“値上がりに合わせて逆指値注文を繰り返す”のを自動で行ってくれます。
注文方法の基本的な考え方は、損失の拡大を防止するという意味で、逆指値注文と同じですが、この注文方法では、決済注文をより都合のいいタイミングで自動的に行ってくれるので、損失の幅も減り、ロスカット機能であるにもかかわらず利益をも獲得できる可能性があるということになります。

上の図を例にすると、1ドル=100円で1万ドルを購入して...。

■ ストップオーダーラインを0.5円低い99.5円の位置に設定をしておきます。
→レートが99.5円まで実際に下がったら自動的に決済。1万ドル=99万5,000円なので、結果5,000円の損失になります。
逆指値注文ならこの動きが通常となります。

→しかし、レートが急激に伸び始め、レートが1ドル=100.5円まで上昇。すると、自動的にストップオーダーラインを100.0円まで引き上げてくれました。

→その後、レートは伸び続け、101.5円まで上昇。自動的にストップオーダーラインも100.5円まで引き上げになります。
やがて、レートは落ち始め結局ストップオーダーラインの100.5円で決済。

損失の拡大を防ぐためにストップオーダーで注文したはずが、結果的に100.5円つまり1万ドル=100万5,000円で決済。5,000円の利益がでました。

このように、トレール注文は逆指値注文を発展させた注文ということができ、損切りはもちろん、より効果的に収益につなげることも可能になります。

 
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