FXの基本は新規注文に始まって決済注文に終わるのが基本です。
つまり、「反対売買」とは、“買った商品を売り返す”または“売った商品を買い戻す”という売買のことを言い、 差金決済であるFXでは、差額を生み出す為に反対売買を行っていくものなのです。
このような取引だからこそ、利用者は差額金という利益を生み出すことができ、取引業者は売買を行う際の「手数料」を利用者からもらうことで利益にしています。
つまり取引業者は、一度の取引で「新規注文」と「決済注文」の2回分の手数料を利用者から獲得できるということになります。

FXを利用するうえで、レートが上昇さえすれば、レバレッジ効果によって手数料はさほど気にかかるものではなくなりますが、レートの変動がなければ『利益=(売値+手数料)−買値』となり、手数料分の損失が出てしまいます。
仮に、1万円で買って1万円で売ったとしても差し引き0というわけにはいかないということです。
また、利用者は為替のレートが下がれば、差額金と手数料の2重の損失が発生してしまう痛手を負うことになることも頭に入れておかなくてはなりません。
レートの変動で2重の痛手を負うことのないよう、あらゆる情報からレートの動きを分析することが大切ですし、投資のつもりがただの浪費だったなんてことはできるだけ避けたいところです。
レートの動きを分析する方法の基本的なものとして、ファンダメンタル分析とテクニカル分析というものがありますから、参考にするといいかもしれません。
|