通貨の売買で利益を得るだけでなく、通貨の交換によってそのスワップポイントというものを受け取ることができるのも、FXの魅力のひとつです。
スワップポイントとは、金利の低い通貨を金利の高い通貨に交換し、保有することでその金利差を調整する『金利調整』のことをいいます。
例をあげてスワップポイントの説明をしましょう。
仮に、1ドル=100円のレートで「ドルの金利が3%」「円の金利が1%」だったとして、FXで1万ドルを購入したとします。
この時、100万円を借りて購入することになるので、100万円の借金に付く利息(1%の金利)が1万円、 買った1万ドルを預けた時に発生する利息(3%の金利)は300ドルです。
金利はこれらの“円”と“ドル”両方にかっていることになります。
この時、100万円を借りて購入することになるので、100万円の借金に付く利息(1%の金利)が1万円、 買った1万ドルを預けた時に発生する利息(3%の金利)は300ドルです。
金利はこれらの“円”と“ドル”両方にかかっていることになります。
この時、300ドル=3万円なので、受け取る金利3万円から支払う金利1万円を引いた2万円が利用者の手に入る利益になります。
ただ、気をつけなくてはならないのがスワップ金利は受け取るばかりではないということです。
この場合は、たまたま金利の高い「ドル」を買っているので、投資家には利益が発生していますが、反対にドルを使って金利の低い「円」を買った場合(=「ドル」を売った場合)は差額の2万円を支払うことになります。
スワップ金利そのものも通貨の需給関係によって変動しますし、相場変動によって「預けた資金+受け取ったスワップ金利」異常の損失が発生する可能性もあるので、その点をしっかりと抑えておかなければなりません。
金利差の大きい通貨ペアほどスワップポイントが大きくなります。
値動きでの損益に比べると、確かに小さなものですが、通貨の金利差にも気を配りながら投資するのもトレーダーとして大切な心がけです。
FXの場合は、外貨預金などの金利と違って、1日毎に利息を受け取ることができるのも特徴といえます。

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