「債務超過による赤字転落で倒産…。」なんていうニュースをたびたび耳にすることはありませんか?
今の時代、どんな大きな会社でも倒産する恐れがありますから、一歩先がどうなるかなんて予想は誰にもつけられません。
では、もし自分が利用している為替取引の会社が倒産したら、預けているお金はどうなってしまうのでしょうか。
信託保全とは |
信頼のおけるFX会社は利用者の大切な資産を守るために、利用者が預けている資金は、一般の債権・債務とは別に切り離して信託先の銀行に保管することを会社方針で義務づけています。
そうすることで、万が一会社が破綻したとしても、預けている資産が守られるシステムをとっているのです。
このシステムのことを『信託保全』といい、資産を預かった会社側は、利用者の資産を取引業者の経営に流用することが出来なくなるため、FX利用者の資産を保護することになりますし、しかも取引業者の経営の透明化を図ることが可能になります。
当サイトで紹介している5社はどこも『信託保全』のシステムを採用していて、万が一利用している会社が破綻したなら、資産は守られ、かつ有効保有額が全て返還されるので安心して利用することができます。
この信託保全で、利用者の資産とは会社の資産を別に区分しているかということは非常に重要なことです。
安心して利用するためのシステムだから、FXのような取引を行っている会社ではどこでも行っていそうなものですが、信託保全には思いのほかコストがかかるため、全ての会社が採用しているわけではありません。
万が一の備えの意味でも、取引会社を検討する際には、「信託保全」を採用しているか、というのは大きなポイントになるかと思います。

分別保管 |
信託保全と勘違いしてしまいやすいものに、『分別保管』というものがあります。
どこのFX会社も利用者の資産と会社の債務等は切り離して保管することが義務づけられていますが、言ってしまえば会社の中の2つの金庫に利用者のお金と会社のお金を別々に入れるだけでも「分別保管」にはなります。
この場合ですと、会社が破綻した場合に証拠金が帰ってくる可能性はほとんどないでしょう。
信託保全は、提携先の信託銀行に預けることで成り立つものです。
銀行に預けているからこそ、取引会社が破綻しても銀行から資金が戻ってくるのです。
万が一信託銀行が破綻してしまった場合は国が保証してくれます。
FXを利用するなら、分別保管だけなのか、信託保全まで行っているか、という点でも取引業者の信用度を確認することも重要なポイントとなるでしょう。
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