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  リスクヘッジ
TOP >> FXを知る基礎用語>> リスクヘッジ
リスクを軽減させる手段

FXをはじめとする投資活動には、利益を上げるために行うものですが、その利益をあげるチャンスがあるときは、必ずそのそばに損失を出すリスクが付きものです。
それらのリスクをできる限り削っていくことは重要でしょう。

そのリスクを軽減させることを「リスクヘッジ」と言います。
このリスクヘッジには様々な方法があり、それらを実行することで、「ハイリスク・ハイリターン」の取引を「ローリスク・ハイリターン」に近づけることも可能になるのです。

その様々あるリスクヘッジの方法の中の代表的なものとして下記のような手法があります。

レバレッジ倍率の調整

FXの大きな特徴としてレバレッジがあります。このレバレッジの効果により、FXでは少額の証拠金で大きな利益を生み出すことが出来ますが、このレバレッジ倍率を下げることでリスクを軽減させることが出来ます。

この方法は、“リターンを低くすることでリスクも必然的に低くなる”というリスクヘッジの方法になり、他にも「投資金額を低くする」などの方法も考えられます。

損切り

為替レートは常に変動しており、レートが悪くなった場合でも、それがどこまで悪くなるのかを見極めるのは不可能だと言われています。

その為、特に売買差益(キャピタルゲイン)を目的に行っている場合は、こまめに利益と損失の確定を行い決済をするのが、結果的にリスクヘッジに繋がります。

この損切りを自動で行ってくれるシステムとして、「ロスカット」があります。FXには、取引金額に応じて必要証拠金が設定されていますが、この必要証拠金に対して口座残高が不足すると、取引業者によって強制的に決済されてしまいます。この強制的な決済のことを「ロスカット」と言い、これにより投資家はそれ以上の損失を出さずに済ますことになります。

ロスカットと同じ意味合いで、為替の変動による損失の拡大を防ぐ方法「逆指値注文」という注文方法もあります。

分散投資

投資の格言に中に「卵は一つの篭に盛るな」というものがあります。卵を一つの篭に盛った場合、万が一篭を落としてしまえば、篭の中の卵は全損してしまう恐れがあるけれど、分けて卵を盛ることでひとつの篭を落としても他の篭の卵は守ることができるという意味です。

つまり、資産を複数の通貨ペアに分けて投資することで、一つの通貨ペアで損失を出しても、利益を出している通貨ペアで補填が出来るというもので、リスクヘッジの代表的なものです。

両建て

両建てとは、一般的に同一の通貨ペアで買いポジションと売りポジションの両方を保有することを言います。

この方法を利用してリスクヘッジを行うことは可能になりますが、それには幾つか条件があります。

まず、決済のタイミングを変えなければ意味がありません。
買値と売値が同じ場合、同時に決済してしまうと、収益と損失が相殺し合って結局設けは0円、それどころか決済にかかる手数料分だけマイナスになってしまいます。

また連動している別の通貨ペアで両建てしても可能です。

正確には同じ通貨ペアを用いていないので両建てとはいわないのですが、リスクヘッジが可能になります。

このように条件を満たすことで、売買差益では損益が相殺されますが、スワップポイントでの収益はそのまま残るので、リスクを回避した上で収益を上げていけることになります。

 
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